スケールの大きさでは負けない。
シャンボールフィズは、兄姉にオープン馬が並ぶ良血馬だ。新馬戦は1番人気の支持に応え、2着馬に0秒5差をつける圧勝劇。しかし、前走の白菊賞では4着に敗れた。小島太師は「内回りとしては絶望的な位置取り。ラストは詰めているんだが」と残念そうに振り返る。阪神JFへの出走を見送った後は目標をここに切り替えて、順調に乗り込まれてきた。美浦坂路で4F51.4-12.2秒を計時した3日に続き、6日には55.5-40.3-12.0秒。「今回は加減をせずにやってきた。少し食いが細くなってきたのは気になるけど、ウチのお嬢はとにかくスケールが大きいから」と指揮官は素質に期待する。賞金加算は最低命題。勝って堂々と、牝馬クラシック戦線に名乗りを上げたい。
パストフォリアは美浦坂路を4F53.7-39.2-13.3秒で気分良く駆け上がった。3日に4F50秒5を計時しており馬任せの内容。「もうやっているから。予定通り。馬は良くなっているよ」と藤沢和師は出来に胸を張る。父母ともに自身が管理したゆかりの血統馬。「シンボリクリスエスは今年が当たり年。前走も惜しい競馬だったから今回は」と力を込めた。
提供:デイリースポーツ