9日、川崎競馬場で行われた関東オークス(3歳牝馬、交流G3・ダート2100m、1着賞金3000万円)は、道中好位につけた蛯名正義騎手騎乗の4番人気トーセンジョウオー(牝3、美浦・国枝栄厩舎)が直線でピュアブラウンを交わすと、迫るアクイレジアをクビ差凌ぎ快勝。勝ちタイムは2分15秒9(重)。89年に牝馬ながら南関東3冠を制すなど南関東で活躍したロジータの仔アクイレジアは、圧倒的1番人気(単勝120円)に支持されたものの、直線トーセンジョウオーを交わしきれず2着に終わった。1.1/2馬身差の3着には3番人気ピュアブラウン。2番人気ブルーロバリーは8着だった。
勝ったトーセンジョウオーは父ティンバーカントリー、母アナスミラビリス(その父リアルシャダイ)という血統で、今年の皐月賞馬ダイワメジャーと同じ牝系。04年1月デビューし初勝利を挙げたが、続く2、3走目は2着と惜敗し、前走5戦目(ダート1600m)で2勝目を挙げていた。交流重賞初挑戦での制覇だった。通算成績6戦3勝。