10月26日(日)に京都競馬場、芝3000mで行われる菊花賞。ここへ出走を予定している
エネルジコ(美浦・高柳瑞樹厩舎)は現在、栗東に滞在してレースへ向けての調整中。今朝16日はC.ルメール騎手が騎乗して、1週前追い切りを行っている。
CWのハロー掛け中に馬場入口付近まで移動。ただ、そのタイミングが少し早く、入場前にかなり待たされるシーンがあった。それでも落ち着き払っているところがすごく印象的。馬場に入ってからも
テンションが上がっている印象は全くない。
メイショウヨゾラを追走していたが、その差が縮まっていったのは3コーナーすぎ。ただ、行きたがっているとかではなく、操縦性の良さでスムーズに加速したという感じ。最後の直線では軽く仕掛けられて、加速して内から同入だった。
時計は6F81.8〜5F66.0〜4F51.4〜3F36.9〜2F22.8〜1F11.1秒。この中間はすべてCWで追い切られているが、もちろん6F時計は最速。しかも、きれいな加速ラップを踏んでいるという点で折り合いに全く心配ない長所が明らかになった。あとはこのまま順調に、といったところだろう。
(取材・文:井内利彰)