力強さが伝わってくる。
パストフォリアは日曜の朝、美浦坂路で4F60秒3-13秒2を馬なりでマークした。「うん、順調だね」。見届けた藤沢和師は満足げにうなずいた。前走の赤松賞では、勝ち馬に内をすくわれて鼻差2着に敗れたが、自身も強い内容を見せた。「使いながら競馬を覚えてくれているし、初めての中山コースにも対応してくれるはずだよ」と期待を膨らませていた。
好気配が漂う。
シャンボールフィズは美浦南の角馬場で体をほぐした後、Aを1周。落ち着きがあって馬体も細くない。「けさまたがった瞬間に“いいな”と思った。追い切るごとに、少し食いは落ちていたけど、ここへ来てまた食べているよ」。矢崎助手は体調面に太鼓判を押す。「あとは外枠をクリアできれば。ジョッキーに任せるよ」とルメールに全権委任した。
提供:デイリースポーツ