ナムラクレセント和田「つかめない馬だから」/日経新春杯

2012年01月13日 12:00

 気合を注入された。重賞2勝目を狙うナムラクレセントが、栗東坂路で和田を背に最終追い切り。テンから手綱をしごいて追われると、ラストも左ステッキが入る熱のこもった内容だ。雪が残る重い馬場ながら、4F53秒1-39秒6-13秒6。気性的にムラがある馬だが、最後まで気を抜かずにしっかりした脚取りで駆け上がった。鞍上は「ちょうど目の前に馬がいたので、目標にした。順調に追い切れたのが良かったね。背中の感じはいいよ」と上積みを強調する。見届けた福島師も「(時計のかかる)この時間帯だし、こんなもの。坂路で動く馬じゃないしね」と及第点を与えた。

 近2走は休み明け、初の3600m戦と敗因は明白だ。「この前もよく走ってはいるけど、絶好調がいつか分からない、つかめない馬だから」と和田。裏を返せば、心身がかみ合いさえすれば、未知の爆発力を秘めるということ。「58キロでどこまで頑張れるか」と期待する7歳馬が、淀で古豪健在をアピールする。

 スマートロビンが態勢万全だ。安藤勝を背に栗東CWでミダースタッチ(7歳1600万下)と併せ馬。7馬身後方から追い上げると、直線は鞍上の右ステッキに鋭く反応。軽快な脚さばきで2馬身半先着した。5F65秒7-37秒4-12秒4。安藤勝は「先週より軽く、クッションもいい」と好感触。松田国師も「いい反応だった」と満足感をにじませた。

提供:デイリースポーツ

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