ヒストリカル、クランモンタナなど音無厩舎情報/栗東トレセンニュース

2012年01月31日 13:00

きさらぎ賞に出走するヒストリカル(撮影:井内利彰)

 サンライズマヌーが先週の3歳500万下を勝ち上がり「少し無理をして中1週で使った甲斐があった」と胸をなでおろす音無秀孝調教師。1月が終わり、ようやく一昨年の全国リーディング1位厩舎のエンジンが掛かってきた。

 そのサンライズマヌーは2月25日のアーリントンC(阪神芝1600m)を予定。今回の勝利については「少しハミを噛むところはあったけど、折り合いに関しては合格点。次走に繋がる走りをしてくれたし、なんとか賞金加算して、NHKマイルCに行きたい」と師。

 そして今週も楽しみな馬が揃っているが、やはり注目はきさらぎ賞を予定しているヒストリカル。「スタートが遅いから、コーナー4つの競馬でペースが落ち着くと展開的にどうしても不利になる。そういった意味で直線の長いコースに替わることはプラスになるはず」と師は距離短縮よりもコーナーが2つでペースが上がって、直線も長い京都芝外回りに期待する。

 日曜日の小倉芝2000mの未勝利戦を予定しているダノングーグーは鞍上が中舘英二騎手に乗り替わり。師は「これまでは後方からのレースが続いていたけど、乗り手が替わることでレースぶりに新味が出てくれれば」と期待。

 同じく日曜日の京都芝2200mの未勝利戦を予定しているクランモンタナは初ブリンカーでC.デムーロ騎手が騎乗。「最終追い切りにはジョッキーに跨ってもらうつもり。感触を知っておいてほしい」とのこと。

 前走7ヶ月ぶりの休養明けで30キロの馬体重が響いたヒーローは土曜日の京都ダート1200mの4歳上500万下。「馬体は太かったけど、そもそも500万下にいるような馬じゃない」と素質を高く評価。引き続き岩田康誠騎手で勝利を狙う。

 また土曜日の京都ダート1800mの新馬戦にはオウケンイチゲキが福永祐一騎手で出走を予定。近親には2001年川崎記念を勝ったレギュラーメンバーや2003年川崎記念を勝ったカネツフルーヴがいる良血だが「調教の感触がいい。ダートもいいと思うけど、あとは距離だけ」と懸念材料もあるようだが、新馬に対して控えめな師にしては手応えを感じているようだ。(取材:井内利彰)

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