牡馬相手にエリカ賞を勝った
ヴィルシーナ。5着に退けた
ヒストリカルは、先週のきさらぎ賞で2着と好走しただけに、否が応でも注目が集まる。「前走はスローペースだったとはいえ、あの位置に付けられて、追ってからもしっかりと伸びてきた。ギアがかみ合うまでに反応しないところがあるけど、まだ良くなる余地を残している」と友道師も手応えを感じ取った様子。
1週前追い切りは、栗東坂路で4F53秒9-12秒5(一杯)をマーク。併せた相手に脚色は見劣ったが、動きはしっかりしていた。「前走後はいったん放牧へ。仕上がりはいいよ」と指揮官も出来には太鼓判を押す。3歳世代が大活躍のディープインパクト産駒だけに、ここでも目が離せない存在だ。
モエレフルールは中山マイルのひいらぎ賞、ジュニアCで(2)(3)着と好走。ともに牡馬相手のものだけに価値がある。重賞とはいえ、牝馬限定戦に変わる今回も好走が可能だ。1週前追い切りは、美浦Pで北村宏騎手を背に5F66秒7-12秒3(仕掛け)をマーク。愛馬の力強い伸び脚を見届けた大竹師は「動きは良かった。出来は高いレベルで安定している」と満足げ。「ここ2戦は目標にされる厳しい形になってしまったから。東京のマイル戦に舞台は移るが、未勝利をいい時計で勝っている。期待している」と、コース変わりにも何ら不安はない。
提供:デイリースポーツ