現地時間18日、英国・ロイヤルアスコット競馬で行われたコロネーションS(3歳牝、英G1・芝8f)はK.ダーレイ騎手騎乗のアトラクション Attraction(牝3、英国・M.ジョンストン厩舎)が優勝。デビューからの連勝を8に伸ばすと共に、英・愛1000ギニー(共にG1)と合わせて欧州3歳牝馬マイル3冠を達成した。勝ちタイムの1分38秒54(良)は、コースレコードの1分38秒51に迫る好記録。2.1/2馬身差の2着はマジェスティックデザート Majestic Desert。さらに頭差の3着は英1000ギニー4着馬レッドブルーム Red Bloom。
アトラクションは父Efisio、母Flirtation(その父 Pursuit of Love)という血統。昨年の4月、英国・ノッティンガム競馬場でのデビュー戦(芝5f)を5馬身差で圧勝し、続く一般戦、準重賞も連勝して、クイーンメアリーS(英G3・芝5f)で初重賞制覇。続くチェリーヒントンS(英G2・芝6f)では2着に5馬身差を付ける圧勝。5戦5勝で昨年の英2歳牝馬チャンピオンに輝いた。その後骨折による休養を経て約8ヶ月ぶりの実戦となった英1000ギニー(英G1)では、人気こそ昨年のフィリーズマイル(英G1)を勝ったレッドブルームに譲ったものの(2番人気)、日本産のサンデーサイレンス産駒サンドロップ Sundrop以下を退けて優勝。続く愛1000ギニー(愛G1)も制していた。
コロネーションSは、87年にG1に昇格。主な勝ち馬には、95年のリッジウッドパール Ridgewood Pearl(同年、ムーランドロンシャン賞-仏G1、BCマイル-米G1を制して欧州年度代表馬)や、昨年の欧州3歳牝馬チャンピオンのラシアンリズム Russian Rhythm(牝4、英国・M.スタウト厩舎)がいる。