重賞初制覇に向け、ヴィルシーナが態勢を整えてきた。金曜朝は厩舎周りの引き運動で微調整すると、午前9時ごろ馬運車に乗り込み東京競馬場へ出発。「カイバもよく食べているし、成長もしている。力がない馬で、重い馬場が駄目なんだけど(重馬場の)追い切りでもしっかりと走れていた。今は本当に具合がいいからね。何とか初重賞を」と友道師は、元メジャーリーガーの佐々木主浩オーナーへVを贈るつもりだ。
未勝利を勝ち上がったばかりのミッドサマーフェアだが、陣営の期待は大きい。レース前日の金曜朝は美浦坂路1本、軽快に駆け上がった。「抽選で入れば好勝負になると思っていた。まずは第一関門突破だね」。小島勝助手は幸運を口にする。「ここへきて良くなっている。持ち時計もあるし、重賞でも見劣ることはないと思う」と期待を寄せていた。
提供:デイリースポーツ