ダイヤモンドS・ヤングアットハート追切情報/美浦トレセンニュース

2012年02月15日 18:10

追い切りに騎乗した後藤騎手もヤングアットハートの状態に太鼓判(撮影:佐々木祥恵)

 2月18日(土)のダイヤモンドS(GIII・芝3400m)に出走するヤングアットハート(牡5)は、ウッドチップコースで2頭併せで追い切りを消化。

 管理する松山康弘調教師は、「今回は前走(白富士S・1着)から中2週ですが、中間はあまり楽をさせずに、ハードにやってどれだけやれるのかを見てみたいと思って調整をしてきました。ですから、先週もビシッとやっています。今週は、前に馬(ケイアイアポロン)を置いて、それを追いかける形にして、直線ではその馬に食らいついていくように走らせ、追われてどういう反応があるのかという追い切りでしたが、走る馬同士の併せ馬でしたし、この馬もシッカリとした走りをしていましたよ。

 距離は3400mに延びても大丈夫だと思いますし、中山でも勝ち星がありますが、左回りも得意ですから、広い東京の方が力を出せると考えています。馬場は多少湿っているくらいなら、何とかこなしてくれるのではないでしょうか。今回は、さらに上のレベルに行けるかどうかの試金石となるでしょう。今回の競馬の結果を見て、今後どうするか決める予定です。GIIIに勝つ力はあるとは思っていますけどね」と、レースに向けての抱負を語った。

 追い切りにも騎乗した後藤浩輝騎手は「前走の白富士Sは、レース内容といい、勝つためには完璧な内容だったと思います。直線では大きな歓声が上がっていたので、ペルーサがすごい脚で来ているのがわかって、ヒヤッとしましたが、あとでVTRを見返すと、負けないレースができたと思いました。

 白富士Sに向かう過程も、とにかく順調で、強気に攻めることができましたし、それがレースにもつながったと思っています。それにどちらかというとスタートの良くない馬が、ポンと出られましたし、馬場が良かったのも良かったですね。この時期はかなり冷え込み、馬場も硬くなるので、馬の脚元に負担がかからないように考慮しながらになるので、調整も難しいものですが、その中でもいい調教ができています。白富士Sの時の追い切りが素晴らしかったので、そのデキをキープできるような調整を心がけてきました。

 今週は、馬場の硬さやコンデションを考え、ポリトラックではなくウッドチップでやりましたが、動きも良かったと思います。実際のレースで内をつくというのはなかなかできないですし、外を回ることが多くなりがちですので、実戦を想定して、追い切りでは併せた馬の外を回りました。折り合いの心配もありませんし、距離が延びることもプラスに働くはずです。どんなに追って出していっても、ピタッと折り合いますからね。あとは馬場ですね。馬場が悪くなると、走りが乱れやすい馬なので、週末は天気が良さそうなのは良かったです。前走のように、いいスタートを切って、ある程度いいポジションでレースを進められれば、いい脚を長く使ってくれると思います」と、順調さをアピールしていた。(取材:佐々木祥恵)

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