アーリントンCに出走するチャンピオンヤマト(撮影:佐々木祥恵)
土曜日に阪神で行われるアーリントンCに、関東からただ1頭参戦する
チャンピオンヤマト(牡3/谷原義明厩舎)は、22日(水)に北Cコースで3頭併せ(外)で追い切りを行った。
騎乗した谷原吉一調教助手は「実戦を想定して、この馬を先行させる形で追い切りました。アーリントンCを目標というよりは、むしろ通過点として考えています。ですから、100%の仕上がりというわけではないですが、NHKマイルCに出走させたいと考えていますので、段階的に仕上げていく形で調整をしてきました。
怖がりで敏感なところがあり、ちょっと気性が難しい馬で、馬場入りの時も、突っ込んでいくような素振りを見せます(笑)。我が強い面もありますし、自分が一番だと思っている感じですね。ですから、この中間は放牧に出さずに、厩舎で調教を積んできました。慣れ親しんだ環境で調整するのがいいと思いますし、担当の厩務員とも手が合いますからね。
調教も北馬場で行っています。馬の多い南馬場よりも、北馬場の方が、この馬は一番落ち着くようです。馬の後ろにつけると、わりと大人しくなりますよ。友達がいると安心するのかもしれませんね。でも厩舎では、人懐っこくて大人しい馬ですよ。ダートで強い勝ち方をしていますけど、
スピードもありますし、芝も大丈夫です。
2走前のくるみ賞(10月30日/2歳500万下・芝1400m)では、道中2回も不利があって、一瞬故障したかと思ったくらいでしたが、スムーズならもっといい競馬ができたはずです。前走(12月4日/2歳500万・ダ1200m)は逃げずに、控える競馬ができたのも収穫でしたね。距離は1600mまでは持つと思いますし、このレースでいい結果が残せれば、NHKマイルCに向けても視界が開けてくると思いますので、期待しています」と、意気込みを語った。(取材:佐々木祥恵)