アンライバルドの半弟インステイト(撮影:井内利彰)
今週のフィリーズレビューにラシンティランテを出走させる友道康夫厩舎。クイーンCを勝って、桜花賞参戦を決めている同厩ヴィルシーナに続きたいところ。友道康夫調教師は「前走は中山への輸送うんぬんよりも、阪神JFの疲れが残っていたいみたい」と前走フェアリーSの敗因を分析。「うまくリフレッシュできましたし、今後は力を発揮できるでしょう。距離が短くなるのも、前向きな気性を考えれば、プラスに出るはず」と力が入る。
そして今週の新馬戦に出走を予定しているのが、皐月賞馬アンライバルドの半弟インステイトとサクラメガワンダーの半弟サクラメガチャンプ。どちらも3月11日(日)阪神芝1800mへ出馬投票される予定だが、除外になれば3月18日(日)阪神芝2000mへスライドすることになりそうだ。
追い切りの動きで特に目立つのがインステイト。ダイナミックなフットワークで、アンライバルドよりもパワーがありそう。「乗り手もいい感触を掴んでいるみたいですし、初戦からでも動けそう」と師。
先週の新馬戦で5着だったマーティンボロは「もう1本追い切ってもいい状態で使った割には健闘してくれました。兄(フレールジャック)のように競馬場で煩くなるところもありませんでしたし、次はもっとやれるでしょうね」と期待。次走は3月31日(土)阪神芝1800mになる予定。
未勝利を快勝し、今週のゆきやなぎ賞へ向けて調整されていたジェラルドは2月25日の調教後に骨折が判明。「手術は無事に終わって、今は厩舎の馬房で待機しています。週末には放牧です」と師。なお、帰厩時期に関してはまだ未定。(取材:井内利彰)