30日、ナイターで行われる旭川競馬が開幕し、2歳戦が2鞍行われた。
1R・2歳未勝利(ダート1000m、1着賞金20万円)では、千葉津代士騎手騎乗で3番人気に支持された新種牡馬キングヘイロー産駒ユリノブライダル(牝2、北海道・山田和久厩舎)が、2番人気アドミラルサンダーに1馬身差つけ勝利。勝ちタイムは1分02秒7(重)。さらに2.1/2馬身差の3着にはミスタートウジン産駒の1番人気イベリアが入った。
勝ったユリノブライダルは父キングヘイロー、母スノーブライダル(その父クリエイター)という血統。6月8日のデビュー戦は10着、17日の2戦目は8着だった。通算成績3戦1勝。新種牡馬キングヘイロー産駒としては、13日佐賀で行われた新馬戦を9馬身差の圧勝で勝ったヨシノヘイロー(牝2、佐賀・上川薫厩舎)に続き2勝目。
5R・フレッシュチャレンジ2歳牝馬(ダート1000m、1着賞金200万円)では、千葉津代士騎手騎乗の2番人気スプリットメイド(牝2、北海道・田部和則厩舎)が、道中先団につけると3角から進出し、直線後続に7馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは1分01秒7(重)。7馬身差の2着には道中中団待機から直線追い込んだ5番人気チョイス、さらに1馬身差の3着には1番人気プレストが入った。94年の東京ダービー馬カネショウゴールドを叔父にもつコスモメガミ(牝2、北海道・大崎順司厩舎)は3番人気で4着、84年クイーンS(G3)を制したハッピーオールトンの仔エレガントシエナ(牝2、北海道・須藤三千夫厩舎)は7番人気で5着だった。
勝ったスプリットメイドは、父がパラダイスクリーク、母がJRA3勝のメグミガバナー(その父ニホンピロウイナー)という血統で、半兄にはJRA5勝のジェイケイガバナー(牡5、美浦・境征勝厩舎、父サクラチトセオー)がいる。管理する田部和則調教師はスプリットメイドの勝利で2歳戦10頭目の勝ち上がり、2歳戦は通算で11勝目となった。