桜花賞1週前追いを行ったサンシャイン(撮影:井内利彰)
桜花賞にはサンシャイン、皐月賞にはメイショウカドマツの出走を予定している藤岡健一厩舎。
サンシャインの桜花賞1週前追い切りはCWで新馬サクラセレサとの併せ馬。道中のペースは速くなく、6F85.8秒と遅かったが「オーバーワークだけは避けたかったので、あえて新馬と併せました」と水準より遅い全体時計に関しては予定通りとのこと。「直線に向いてもたつくようなところがあるのはいつもですが、ゴール前の伸びは素晴らしかったですね。このひと追いで更に良くなってくるでしょうし、来週の動きにも注目してください」と師。間隔は空いたものの、じっくりと調整できたことがなによりプラス材料なのだろう。
若葉Sで皐月賞への優先出走権を手に入れたメイショウカドマツは前走逃げにこだわって渋太いレース内容。「2コーナー過ぎてからも結構行きましたし、楽な展開ではありませんでしたよね。最後も併せていた相手を差し返したように、逃げて捕まれば終わりの一介の逃げ馬とは違いますから、自分の競馬にこだわって持ち味が発揮できるタイプですね」と皐月賞でも主導権を握るレースになりそうだ。なお鞍上は藤岡康太騎手になる予定。
なおスプリングS9着に敗れたバンザイは皐月賞への登録を見送り、NZTへの出走が予定されている。(取材:井内利彰)