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皐月賞目指すベールドインパクトが好時計/栗東トレセンニュース

2012年04月05日 15:00

好時計を叩き出したベールドインパクト(撮影:井内利彰)

 先週は好天にも恵まれ、重たいウッドチップから少し解放されていたが、今週は火曜日に全国的にニュースにもなった暴風雨の影響を多大に受けた。ウッドチップ馬場は水分をたっぷりと含み、とにかく重くて荒れた状態。当初は坂路で予定されていた追い切りをDPやD芝などに変更する厩舎も少なくなかった。

【坂路/4F51.9秒】
 4日。この日の一番時計は5頭いたが、その数字は4F53.6秒。坂路で好時計を出すようなスプリンターが追い切っていないという現状はあるものの、時計が掛かっているのは間違いない。またラスト1Fで13秒を切った馬は1頭もいないという珍事も発生。いかにこの日の馬場が重かったかということを表している。

 5日。雨の影響を受けていた馬場が多少は回復。この日の一番時計はケージーハヤブサ(栗東・飯田雄三厩舎)の4F51.7秒だったので、4日よりは時計の出る馬場だったと推測できる。それでも52秒台がおらず、53秒台が5頭で、あとは54秒台という数字の並びから、本当にちょっとだけ回復したという程度だろう。

 なお4日の馬場差は先週から大幅に時計の掛かった『+2.8秒』で観測。5日は少しだけ回復した『+2.6秒』で観測している。

【CW/5F66.0秒】
 4日。坂路同様に時計が掛かったのは言うまでもない。トリップやジョワドヴィーヴル(ともに松田博資厩舎)のように、オープンクラスで重賞で勝ち負けするような力量のある馬だとラスト1F13秒を切れるが、少し非力な未勝利馬だと最後は完全に脚が上がってしまい、15秒以上を要することもあるような馬場。むしろ坂路よりひどい状態だったと考えた方がよい

 5日。好天だったこともあり、馬場は回復。グランデッツァ(栗東・平田修厩舎)が馬なりで6F83.2秒をマークしたように、前日ほど時計が掛かる印象はなかった。そんな中でも目立った時計を出したのはベールドインパクト(栗東・大久保龍志厩舎)。レースでも騎乗が予定されている藤岡佑介騎手が跨っての3頭併せだったが、道中速いペースで進めて、最後も踏ん張ってゴール。6F82.3〜1F13.2秒と非常に速い時計をマークした。

 なお4日の馬場差は当コラムを開始して最も遅い『+4.7秒』で観測。5日は好天で馬場が回復、『+3.9秒』で観測している。

【DP/5F64.5秒】
 ウッドチップ馬場が重くなった影響で、追い切り場所をこちらに変更する馬も多く、通常よりは追い切り頭数は多くなっている。

 4日、5日ともに共通しているのはラスト1Fで11秒台が目立ったこと。見た目にはそこまで速い動きには見えないものの、実際に時計をとってみると11.3秒や11.4秒といった速い数字になっていることが多い。よく見ると馬自体のフットワークは速くなくても、適度にクッションが利いて非常に走りやすい、だから時計が出るといった流れになっているのではないだろうか。今週のDPは正直、判断の難しいところだ。

 なお馬場差は4日、5日とも先週より少し速い『-1.3秒』で観測している。

※調教馬場横の数字は基準時計。この数字以下の時計であれば、標準より速い時計と判断してよい。(取材:井内利彰)

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