現地時間15日、仏・ロンシャン競馬場で行われたグロット賞(3歳牝、仏G3・芝1600m、7頭)に、ディープインパクト産駒の3歳牝馬ビューティーパーラー Beauty Parlour(仏・E.ルルーシュ厩舎)がC.スミヨン騎手騎乗で出走。単勝2.5倍の1番人気に推され、ウーブンレース Woven Laceに4.1/2馬身差をつけ圧勝した。勝ちタイムは1分37秒82(稍重)。ディープインパクト産駒の海外重賞制覇は初となる。
勝ったビューティーパーラーは、父ディープインパクト、母バステット Bastet(その父Giant's Causeway)の英国産馬。1歳上の全兄にバロッチ Barocci(プランスドランジュ賞-仏G3・2着)、伯父にメルボルンCなど豪G1・6勝のMight and Powerなどがいる血統。
昨年9月7日、サンクルー競馬場でのデビュー戦(芝1600m)を8馬身差で圧勝すると、同条件の2戦目(9月30日)も3.1/2馬身差で勝利。今回は約6か月半ぶりのレースだった。通算成績3戦3勝(重賞1勝)。今後は、仏牝馬クラシック第1弾・仏1000ギニー(仏G1・芝1600m)への出走が予想される。
なお、管理するE.ルルーシュ調教師はエリシオ(凱旋門賞-仏G1)、オード(ジャパンC-GI・2着)などを管理していた実績ある調教師。
また、同日のフォンテンブロー賞(仏G3・芝1600m)にはハットトリック産駒で、昨年の仏年度代表馬で5戦5勝だったダビルシム Dabirsim(牡3、仏・C.フェルランド厩舎)が今年初出走。こちらもC.スミヨン騎手が騎乗したが、短頭差の2着に敗れている。