ロードカナロアの妹(父ネオユニヴァース)(撮影:井内利彰)
今年から新馬戦の施行時期が2週早くなり、6月2日(土)からスタート。それに向けて、栗東トレセンにも続々と2歳新馬が入厩している。
超良血ということで、話題を集めそうなのはオークス馬トールポピー、秋華賞馬アヴェンチュラを全姉に持つ母アドマイヤサンデー(栗東・笹田和秀厩舎、父ジャングルポケット)。今朝は坂路で4F75.0秒と軽いキャンターを消化。同厩の母イントゥザグルーヴ(父キングカメハメハ、祖母エアグルーヴ)とともに駆け上がっている。
そして今日ご紹介するのは、18日に入厩した安田隆行厩舎の2頭。母レディブラッサム(父ネオユニヴァース)と母ヒシアイドル(牡、父ブラックタイド)。母レディブラッサムは京阪杯、シルクロードSを制したロードカナロアの半妹。「牧場でも順調に進んでいたので、この時期の入厩になりました。まだ入ったばかりなので、なんとも言えませんが、兄が偉大なので、それにどのくらい近付くことができるかでしょうね」と安田隆行調教師。
母ヒシアイドルはダート1600mで4勝を挙げているロンギングスターを半兄に持つ血統。「今朝の坂路は少しハミにもたれるようなところもあったようですが、これから角馬場でハミ受けを調整していけば大丈夫でしょう。ここまで順調ですし、牡馬ということもあってしっかりしています」と同師。2頭とも調教馬場に出るのは今日が初日。今朝は坂路で4F71秒台のキャンターで駆け上がっている。
これから順調に調整が進めば、新馬戦の始まる阪神開催でのデビューが視野に入ってくるだろう。(取材:井内利彰)