12日、水沢・宇都宮・浦和・笠松競馬場で2歳戦6鞍が行われた。
笠松競馬1R・JRA認定新馬チャレンジ(ダート800m・1着賞金200万円)は、柴山雄一騎手騎乗の5番人気オグリソナタ(牡2、笠松・山中輝久厩舎)が、向正面先頭から4角では2番手に後退するも直線盛り返し、先に抜け出した1番人気ミノノグレースを1/2馬身捕らえ快勝した。勝ちタイムは50秒6(良)。3着は7番人気タカノハネネ。
勝ったオグリソナタは、父パークリージェント、母オグリビート(その父フェートメーカー)という血統。伯父には88年、90年有馬記念(G1)など、G1通算4勝のオグリキャップ(牡19、父ダンシングキャップ)、叔母には91年桜花賞(G1)を制したオグリローマン(牝13、父ブレイヴェストローマン)がいる。
笠松競馬1R・JRA認定新馬チャレンジ(ダート800m・1着賞金200万円)は、尾島徹騎手騎乗の3番人気レイザーバック(牡2、笠松・柴田高志厩舎)が、道中3、4番手追走から先に抜け出した圧倒的1番人気(単勝130円)アタマ差制し優勝した。勝ちタイムは50秒4(良)。3着は5番人気ニコニコザクラ。
勝ったレイザーバックは、父エイシンサンディ、母パトリシアローズ(その父クリスタルグリッターズ)という血統。エイシンサンディ産駒の2歳馬には、現在2戦1勝のストロングサンデー(牝2、北海道・藤倉寛幸)に、4日の阪神競馬場で行われた新馬戦(芝1200m)を制したエイシンホリデイ(牝2、栗東・藤原英昭厩舎)がいる。
宇都宮競馬3R・2歳1(ダート800m・1着賞金26万円)は、鈴木正騎手騎乗の3番人気ギャラントタイム(牝2、宇都宮・中村憲和厩舎)が、圧倒的1番人気(単勝150円)に支持された00年NAR年度代表馬ベラミロード(牝8、父アレミロード)の半弟で、メンバー唯一の1勝馬レッドジャスパーに5馬身差をつけて逃げ切り勝ち。勝ちタイムは48秒6(重)。3着は2番人気カントウツァーリが入った。
勝ったギャラントタイムは、父アジュディケーティング、母ユーワマドンナ(その父グルームダンサー)という血統で、近親には03年中山金杯(G3)を制したトーホウシデン(牡7、美浦・田中清隆厩舎)がいる。前走のしもつけ若駒(ダート800m)では、レッドジャスパーから0.9秒差の3着に敗れていた。通算2戦1勝。
浦和競馬1R・特選2歳(ダート800m・1着賞金170万円)は、的場文男騎手騎乗の4番人気ビクトリアメモリー(牝2、浦和・岡田一男厩舎)が、スタート直後から先頭に立つと、好位追走から直線伸びた2番人気ハッピーパスポートをアタマ差制し優勝した。勝ちタイムは49秒3(良)。3着は3番人気ゴールドエンブレム。メンバー唯一の1勝馬で1番人気に支持されたレープハフトは8着に敗れた。
勝ったビクトリアメモリーは、父ジェニュイン、母アメリカンメモリー(その父ノーザンテースト)とう血統で、叔父は94年ジャパンC(G1)3着馬ロイスアンドロイス(牡14、父トニービン)。前走JRA認定2歳 新馬(ダート800m)では、今回1番人気に推されたレープハフトから0.8秒差の2着に敗れていた。通算2戦1勝。
金沢競馬1R・2歳(ダート1300m・1着賞金32万円)は、小林俊彦騎手騎乗の1番人気オンテンバール(牝2、岩手・佐々木由則厩舎)が、2番人気ロックコンサートを1.3/4馬身制し初勝利を挙げた。勝ちタイムは1分25秒4(重)。3着は5番人気スピリットセカンド。
勝ったオンテンバールは、父が新種牡馬ローゼンカバリー、母クラマンダラ(その父ワカオライデン)という血統。デビュー5戦目での初勝利となった。ローゼンカバリー産駒は、セブンチャンピオン(牝2、北海道・伊藤隆志厩舎)、ローズケイコ(牝2、北海道・大友茂厩舎)に続き、2歳戦3頭目の勝ち上がりとなった。
金沢競馬2R・2歳(ダート1300m・1着賞金32万円)は、小林俊彦騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝150円)ウツミキャサリン(牝2、岩手・村上佐重喜厩舎)が、4番人気ダンストンルージュに8馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは1分24秒1(重)。3着は2番人気キングスクロス。なお、同レースは勝ち馬も未勝利馬も出走できるもので、ウツミキャサリンはメンバー唯一の勝ち馬だった。
勝ったウツミキャサリンは、父シャンハイ、母フラワークラウン(その父サウスアトランティック)という血統。デビュー戦となった6月13日に盛岡競馬場で行われたフューチャー2歳 新馬戦(芝1000m)では、2着ノムララヴミーに1/2馬身差の勝利だったが、ダートに替わった今回は」、8馬身差の大勝となった。通算2戦2勝。鞍上の小林俊彦騎手は、1Rのオンテンバール(牝2、岩手・佐々木由則厩舎)に続き、12日行われた2歳戦2連勝とした。