凱旋門賞馬サガミックス産駒、初勝利

2004年07月15日 13:54

 現地時間14日、伊国・サンシーロ競馬場で98年凱旋門賞(仏G1)を制したサガミックス Sagamix(牡9、父Linamix)の初年度産駒フルミックス Fullmix(牡2)がデビュー戦(芝1400m)を飾り、サガミックス産駒初勝利となった。

 勝ったフルミックスは、父サガミックス、母Full Board(その父Fabulous Dancer)という血統で、半兄は01年モーリスラクロワトロフィー(独G2)を制したフライングダッシュ Flying Dash(牡5、父Dashing Blade)。

 サガミックスは、父Linamix、母Saganeca(その父Sagace)という血統で、半弟は00年クリテリウムドサンクルー(仏G1)を制し、01年凱旋門賞では武豊騎手騎乗でサキー Sakhee(牡7、父Bahri)の3着に入ったサガシティ Sagacity(牡6、父Highest Honor)がいる。サガミックスの父Linamixは、ムーンランドロンシャン賞(仏G1)を制したメンデスで、その父はジャックルマロワ賞(仏G1)2着のベリファと、日本で供用されたサイアーラインとなる。

 サガミックスは、デビューから2連勝で迎えた凱旋門賞の前哨戦・ニエル賞(3歳・仏G2)で現在日本で種牡馬入りしているクロコルージュ(牡9、父Rainbow Quest)を破り初重賞制覇。続く凱旋門ではレゲラ Leggera(牝9、父Sadler's Wells)を制し優勝。鞍上のO.ペリエ騎手は、96年エリシオ、97年パントレセレブルに続く凱旋門賞3連覇を達成した。翌年のサンクルー大賞典(仏G1)では、1番人気でエルコンドルパサーらを迎え撃ったが、直線で鋭く伸びたエルコンドルパサーから5馬身差の4着に敗れた。その後も勝ち星を挙げられず、00年のサンクルー大賞典でモンジュー Montjeu(牡8、父Sadler's Wells)の3着を最後に、通算9戦4勝の成績で引退、01年から仏・アラスドゥロジ Haras du Logis牧場で種牡馬入りしていた。

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