日本ダービー・武豊&アルフレード追い切り/美浦トレセンニュース

2012年05月23日 18:30

武豊騎手が騎乗して追い切りを行ったアルフレード(撮影:佐々木祥恵)

 日本ダービーに出走するアルフレード(牡3・手塚貴久厩舎)の追い切りが、武豊騎手騎乗のもと、坂路で併せ馬(エチゴイチエ/古馬・準OP)で行われた。

 追い切り後、武豊騎手は「跨って最初の印象は、柔らかくていい馬だと思いました。朝日杯FS(1着)は、見ている限り、大人びたレースをしていましたので、もう少し気性も大人なのかと思いましたが、描いていたイメージと違って、とても元気でヤンチャでしたね。まだ体にゆるさもありますし、歩きや速歩は、頼りない感じがしたのですが、走らせたらさすがの動きでした。走るフォームからしても、短距離馬という印象ではないです。

跨って、上から馬を見ると、シンボリクリスエスに似ているなと思いました。関東馬でダービーに参戦するのは、初めてなんですよね。何だか不思議な気がします。もしかすると、ダービーに騎乗馬がいないかもしれないと思った時期もありましたので、2歳チャンピオンに乗せてもらえることになって、とても嬉しいです。皐月賞組は強いですが、その分、この馬には未知の部分がありますから、楽しみですね。

レースでは、折り合いに気をつけたいと思っています。ダービー週の競馬場への移動は、必ずスーツを着て、ネクタイも締めます。縁起かつぎというわけではないですが、やはり出場できる18人の騎手に選ばれたわけですから、気持ちも引き締まりますね。それにダービーというのは、何年たってもワクワクするレースです」と、時折、笑顔を見せながら、アルフレードへの期待や、ダービーへの思いを語った。

 担当の滝沢政司厩務員も「前走(NHKマイルC2着)は、外枠もあったけど、直前に雨が降って、それが少し影響したのかもしれないですね。でも、あれくらい走っておかしくない馬だから。前走時より、状態はかなり良くなっていますよ。スプリングS(12着)後は疲れが出たけど、NHKマイルの後は、体重もすぐ戻ったし、立ち直りも早かったですからね。肉体面よりも、内面的な部分が成長したのではないでしょうか。内めの枠を引いて、壁を作れればいいですね。でも引っ掛かる馬ではないし、難しいタイプでもないので、距離は大丈夫だと思います。今日の追い切りで、ダービーに向けて、きちんと仕上がると思いますよ」と、状態の良さに手応えを感じている様子だ。(取材:佐々木祥恵)

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