ユニコーンSを制したストローハット(右)=東京競馬場
「第17回ユニコーン・GIII」(ダート1600m)は3日、東京12Rに16頭で争われ、後方を追走した1番人気の
ストローハットが直線で力強く抜け出し、後続に1馬身3/4差をつけて重賞初制覇を飾った。前走で砂路線に転戦してから2連勝となり、ダートで素質が開花した。勝ちタイムは1分36秒5。2着は2番人気の
オースミイチバン、3着は鼻差で8番人気の
タイセイシュバリエが入った。
メーンの安田記念に続き、最終レースのマイル重賞も2枠4番のユーイチ&堀コンビがきっちり締めた。「
バッチリやね。前が飛ばしてくれたし、展開が向いた。あとはさばくだけだった」。全ての歯車ががっちりかみ合い、福永は笑みが絶えない。「上手に走るし、ダートの適性は相当高い。気難しいところがあるので、それを出さないように気をつけて乗れば」。かつてオーナーの金子真人氏が所有していた
カネヒキリのように、砂の王者へまっしぐらだ。
提供:デイリースポーツ