【東京ダービー】(ダービーWeek・大井)〜プレティオラスが差し切り勝ち

2012年06月06日 22:44

 6日(水)、良馬場の大井競馬場で行われたダービーウィークの第4戦=第58回東京ダービー(ネオユニヴァース賞、SI・2000m・1着賞金4200万円・16頭)は、道中は後方に構えた6番人気のプレティオラスが、直線で大外から一気に差し切り、南関東3歳世代の頂点に立った(タイム2分06秒8)。中団追走から最後に内を伸びた3番人気のプーラヴィーダが3/4馬身差で2着に入り、森下淳平調教師の管理馬が1,2着を独占している。
 3着には1番人気のエミーズパラダイスが続き、的場文男騎手が乗った4番人気のダイヤモンドダンスが4着、羽田盃に続く2冠を狙った2番人気のアートサハラは5着だった。

 勝ったプレティオラスは父フィガロ、母ユーロペ(その父ダンスインザダーク)という血統の牡馬で、大井・森下淳平調教師の管理馬。ホッカイドウ競馬でデビューして1勝を挙げ、昨年11月から南関東に転入。羽田盃では後方からただ1頭上がり3ハロン37秒台の末脚を見せて3着に入っていた。通算成績は14戦3勝で重賞は初勝利。

 騎乗した23歳の本橋孝太騎手は、2006年5月のデビューから7年目で初の東京ダービー制覇。森下淳平調教師は1980年2月1日生まれの32歳で、調教師としては史上最年少で東京ダービーのタイトルを掴んだ(※)。

※記録は1973年以降でのもの。従来の記録は、2007年にアンパサンドで制した川崎の池田孝調教師で当時40歳。

<レース後の関係者のコメント>
1着 プレティオラス
(本橋孝太騎手)
「最高です。4コーナーでは勝てると思いました。前回(羽田盃)は馬群から離れすぎてしまったので、今日は馬群について行くようにしました。返し馬から感覚が良く、道中もアートサハラをマークする形で運べたのでいけると思いました。正直昨日は、明日はダービーかという程度だったのですが、前のレースからダービーの雰囲気を感じて、この中で勝てたらと思っていました。ぜひ今後も競馬場に来て、ライブで応援して頂きたいです」

(森下淳平調教師)
「(ダービー初挑戦で勝って)オーナーとスタッフに感謝したいです。まさかワンツーなんて…。ジョッキーも上手く乗ってくれました。4コーナーでプレティオラスは行けると思いましたが、プーラヴィーダもよくあそこまで来てくれました。最後はやはり興奮しましたね。次は状態を見ながらですが、ジャパンダートダービーになると思います。プレティオラスは今日が誕生日なので、おめでとう、と言ってあげたいです」

2着 プーラヴィーダ(吉原寛人騎手)
「悔しいですね…。折り合いに気をつけて、戸崎騎手(エミーズパラダイス)を見ながら運べたのですが…。結果は厩舎のワンツーでしたが、やはり僕が勝ちたかったです。直線も狭いところをうまく抜けてくれましたし、仕掛けのタイミングの差だけだと思います。でもこれが転入初戦でしたし、次は必ずもっと良くなるはずです」

3着 エミーズパラダイス(戸崎圭太騎手)
「ベストは1600mくらいでしょうか。ただ、どんな競馬にも対応できますし、2000mがダメということはないと思います」

5着 アートサハラ(今野忠成騎手)
「ペースが思ったよりも流れましたし、位置的にはよかったと思います。ただ、おとなしすぎたと言うか、ちょっと反応が悪かったです。でも、力負けではありません。まだまだ良くなります」

(取材:大関隼)

提供:ラジオNIKKEI

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