過去10年で8勝、しかも目下3連勝中。牝馬が好成績を残しているステージに、今年も注目の牝馬がスタンバイだ。鞍馬Sで2着のエーシンリジル。村本助手は「だいぶ落ち着きは出てきた」と滞在がプラスに出ていることを強調する。
精神面が成長したこともあるが、函館の水も合っているのだろう。「栗東では500mの角馬場で乗れず、追い切りも坂路でしかできない馬が、こっちでは順調に乗れている。コースで乗れるようになったのは大きい」と変化を伝えた。
昨年は6月の中山で準オープンを勝ち、続くGIIIの北九州記念で2着に好走。牝馬らしく暖かくなるにつれて体調を上げていくタイプだ。「この時季がいいみたいだね。出来は前走より良くなっている」と、いい形で重賞へ臨めることをアピールした。
昨年はカレンチャンがここを勝ってホップ、キーンランドCでステップ、そしてスプリンターズSでジャンプ!破竹の3連勝でGIの栄冠を手にした。昨年の覇者に続け-。今年も牝馬から目が離せない。
提供:デイリースポーツ