今年の3戦は掲示板すら確保できず、安定感のあるキャラに陰りが見えてきた
アニメイトバイオ。だが、前走のヴィクトリアマイルは前残りの競馬のうえに、直線で何度も前が壁になる不利があり、参考外の一戦だ。
「前走の疲れは残ってないし、体は徐々に絞れている。使いながら良くなっている」。牧師の言葉通り、復帰時には500キロ近くにまで達した馬体が引き締まり、それに伴い栗毛のボディーカラーも輝きを増してきた。
阪神は[1-1-0-1]と得意の舞台だ。阪神JFでは
アパパネに半馬身差の2着。同じく
アパパネの8着に敗れた桜花賞でも0秒4差、ローズSでは、その
アパパネに土をつけて、初めての重賞タイトルを手に入れた。昨年は七夕賞やクイーンSで3着に入ったように、夏場に調子を上げるタイプでもある。
55.5キロのハンデも、今までの実績からは想定内。
アグネスワルツ、
スマートシルエット、
マイネエポナと逃げ馬がそろった今回は、流れも向きそうだ。思い出の地、大好きな季節、展開とキーワードはそろった。「そろそろ本領を発揮してほしいね」。あとは師の切なる願いが届くかどうかだ。
提供:デイリースポーツ