最終追い切りで渋太い動きを見せたメイショウカドマツ(撮影:井内利彰)
2回目のハロー明けのCWに登場したのが
メイショウカドマツ(栗東・藤岡健一厩舎)。CBC賞に出走する
エーシンヒットマンを大きく追走する併せ馬。コーナーで内を回ったことで、その差をじりじりと詰めて、直線では並ぶような形。
エーシンヒットマンより手応え優勢のまま、ラスト1F地点を過ぎて、最後は先着。時計は6F83.0-5F65.7-4F50.9-3F36.8-1F12.0秒と後半が非常に優秀な数字。体重の軽い見習い騎手(城戸義政君)が騎乗していたとはいえ、馬体を併せると渋太い動きができたことも高く評価できる。
1回目のハロー明けのCWに登場した
ヤマニンファラオ(栗東・河内洋厩舎)。3馬身近く先行する
ナイジェラを追走し、その差を徐々に詰めて直線へ。外から並びかけるとラスト1F地点では完全に楽な態勢。鞍上の石橋守騎手(レースは安藤勝己騎手が騎乗予定)に軽く仕掛けられると、ぐんと伸びて反応し、最後は1秒近く先着。時計は6F86.1-5F68.4-4F53.0-3F38.4-1F11.8秒と全体の時計は遅いが、ラストの時計はさすが。
朝一番のCWに
ネオヴァンドームとともに登場したのは
ロードアクレイム(栗東・藤原英昭厩舎)。道中は追走していたが、直線手前で追いつきそうな勢いで加速。ただ相手は重賞ウイナーの古馬、さすがに直線では詰めた差を再度開けられたが、ラスト1F手前から追われて伸びると、最後はゴール前で並びかける形でフィニッシュした。とても追いつきそうになかったところを並んだあたり、ポテンシャルの高さを感じた。なお、時計は6F82.9-5F67.0-4F52.2-3F37.9-1F12.1秒。(取材:井内利彰)