高松宮記念5着以来となる
マジンプロスパーは栗東CWで単走追いを行い、6F80秒2-36秒0-12秒0をマーク。久々を感じさせない動きを披露した。
3走前の
シルクロードS(8着)が同じく休み明けだったが、当時は攻め量は不足気味。それだけにコースと坂路を併用して入念に調整を続けた。「早くから乗り込んできたので攻め量は十分。上がりの動きは良かったし、阪急杯ぐらいの体つきで出せそう」と中尾師は合格点を与えた。
前走の高松宮記念は、GI初挑戦ながら勝った
カレンチャンから0秒3差の5着と好走。「レース内容は良かった。勝ち負けしている馬とは少し力差を感じたが、それでも
スピード負けはしなかった」と指揮官は手応えをつかんだ。「持ち時計はあるので開幕週の馬場は問題ない。ハンデ(57.5キロ)は予想していた感じですね」。GIIIでさらに進化した姿を見せる。
準OPを連勝した勢いで初めての重賞に挑む
エーシンヒットマン。藤岡康を背に栗東CWを併せ馬で追われた。ラジオNIKKEI賞に出走予定の
メイショウカドマツを先行する形でゆったりとしたラップを刻むと、馬体が並んだのは4角。直線ではワンテンポ遅らせて
ゴーサインを出されたが、力強い脚取りで5F65秒9-37秒2-12秒2をマークして並入した。
藤岡健師は「いいペースで行けたし、時計も上々だった。前走はレース間隔が少しあいていたので、今回の方が良くなると思う」と上積みを見込む。初めての左回りにも不安はない。「乗りやすいので心配はしていません。先行力がありながらも、切れる脚が使えるので中京はいいと思う。速い時計を持っているし、ハンデ(55キロ)もまずまず」と本格化した4歳馬の走りを楽しみにしていた。
提供:デイリースポーツ