今週デビューするトミケングレンサ(撮影:佐々木祥恵)
7日(土)の福島5R・芝1200mでデビューするトミケングレンサ(牡2、水野貴広厩舎/父グラスワンダー)について、水野貴広調教師のコメント。
「ここまで、順調に調教を重ねることができました。入厩当初から馬はしっかりしていましたが、乗り込んでいって、さらにしっかりしてきた感じです。今日の追い切りは、前に馬を置いて、それを直線で交わすという形でやりましたが、追い出してからの反応も良かったですよ。これまでの追い切りでも、この時期の新馬にしては、時計も良かったと思います。気性も素直ですし、現時点ではこれといった課題は見当たりません。血統を考えると、もう少し距離が長くていいでしょうけど、まずは1200mの距離で、しっかりと良いレースをしてほしいと思っています」
同じく7日(土)、福島5Rでデビューするニシノニカ(牝2、鈴木伸尋厩舎/父スタチューオブリバティ)について、鈴木伸尋調教師のコメント。
「この馬のセールスポイントは、気性が素直で、乗り手の言うことをよく聞くところですね。スタートも速いですよ。できれば2、3番手につけて、レースを運んでほしいですね。スピードがあって、二の脚も速いので、ハナを切る形になるかもしれないですけどね。調教を重ねるごとに、テンションが上がってきているので、パドックでイレ込まなければいいなと思っています。馬体重は、460〜70キロくらいあって、馬っぷりも良いですよ。父のスタチューオブリバティは、ストームキャットの子ですから、1200m〜1400mの短距離が良いタイプでしょうね」
同じく鈴木伸尋厩舎所属で、6月17日の新馬戦(芝1200m)で2着となったフリティラリア(牝2/父アドマイヤムーン)は、8日(日)福島1Rの2歳未勝利芝1200mに出走予定。
「デビュー戦が少し余裕のある仕上げでしたから、1度使って、今回は丁度いいと思います。前回は返し馬から引っ掛かりそうな雰囲気があったのですが、出遅れたことで抑えがきいていて、うまくレースを運べました。ただ、実戦を経験したことで、気合いが少し乗り過ぎた感がありますね。オークス3着のアイスフォーリスの下ですし、もう少し距離が長くても大丈夫な馬ですが、気合いが乗ってきたことで、今回は引っ掛かるかもしれないので、そのあたりが鍵ですね」(鈴木伸尋調教師)。
また、6月16日の新馬戦(芝1000m)で勝ち上がったエフティチャーミー(牝2・金成貴史厩舎/父ブラックタイド)は、来週中に放牧先から帰厩し、8月4日(土)のダリア賞(2歳オープン)を目標に調整される。(取材:佐々木祥恵)