8日、小倉競馬場で行われた1R・2歳未勝利(芝1000m)は、生野賢一騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝140円)フラワリングバンク(牡2、栗東・音無秀孝厩舎)が、スタート直後からハナに立つと3番追走から抜け出した2番人気ニシノウラシマに4馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムの56秒8(良)は、7月17日にモンローブロンド(牝2、栗東・安田隆行厩舎)が記録した57秒1を0.3秒上回るレコードタイム。クビ差の3着には8番人気エイシンリトルトンが入った。
勝ったフラワリングバンクは、父サクラバクシンオー、母バンクシアローズ(その父カーネギー)という血統で、叔母に99年エリザベス女王杯(G1)5着など長距離戦で活躍したヴィクトリーバンク(牝10、父ドクターデヴィアス)がいる。7月17日のデビュー戦(小倉・芝1000m)では、モンローブロンドから0.3秒差の5着に敗れていた。通算成績2戦1勝。
新潟競馬場で行われた1R・2歳未勝利(芝1600m)は、蛯名正義騎手騎乗の1番人気スムースバリトン(牡2、美浦・国枝栄厩舎)が、道中中団からレースを進めると、直線内から伸び、外から伸びた5番人気センカクを1.1/4馬身差抑え快勝した。勝ちタイムは1分36秒6(良)。さらに2馬身差の3着に最後方から追い込んだ4番人気バンドマスターが入った。
勝ったスムースバリトンは、父スペシャルウィーク、母ウインドフレスカ(その父Kris S.)という血統。スペシャルウィーク産駒は、テイエムカミガカリ(牡2、栗東・柴田光陽厩舎)、インティライミ(牡2、栗東・佐々木晶三厩舎)についで、今年のJRA2歳戦で3頭目の勝ち上がり。スムースバリトンは、前走7月4日のデビュー戦(福島・芝1700m)では、2番人気に支持されるもマイネルアドホック(牡2・美浦・清水美波厩舎)から0.6秒差の4着に敗れており、2戦目での初勝利となった。通算成績は2戦1勝。