現地時間21日、英・アスコット競馬場で行われたキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(3歳上、英G1・芝12f、10頭立て)に、今年の日本ダービー馬ディープブリランテ(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)が出走。道中中団の外め追走も直線で伸びを欠き、勝ち馬から約15馬身離された8着に敗れた。
レースは、昨年の凱旋門賞馬デインドリーム Danedreamが中団追走から、先に抜け出した前年の覇者ナサニエル Nathanielをゴール直前でハナ差交わして優勝した。勝ちタイムは2分31秒62(良)。さらに1.1/2馬身差の3着にセントニコラスアビー St Nicholas Abbeyが入った。
【勝ち馬プロフィール】
◆デインドリーム(牝4)
父:Lomitas
母:Danedrop
母父:デインヒル
厩舎:独・P.シールゲン
通算成績:16戦7勝(重賞6勝)
主な勝ち鞍:11年凱旋門賞(仏G1)、11年バーデン大賞(独G1)、11年ベルリン大賞(独G1)など
【矢作芳人調教師のコメント】
「枠順が外だったので、道中、外を走らされ微妙に掛かっていました。本来は早く内に入れたかったのですが、枠順的に厳しかったですね。これで終わりではありませんし、この経験を糧にして次に生かせるようにしたいと思います。今回は、馬の状態が非常に良いと思っていましたので、強い相手だったとはいえ残念です。今は心が折れそうですが、海外への遠征は続けないといけませんし、日本ダービーを勝ちましたので、次は世界で勝ちたいです」
【岩田康誠騎手のコメント】
「率直に悔しいです。皐月賞の時ほどではありませんでしたが、力みがありました。レースでは内になかなか入れませんでした。途中から他馬の後ろに入れましたが、最初から内に入れられなかったので、直線に向いてからのスタミナに影響したと思います。今回は力負けだとは思いたくありませんし、今後につなげたいと思います。馬自身は日本ダービーの時以上の状態で、気持ちも身体も成長していました。今回も辛抱して頑張ってくれました。チャンスがあれば次は良い成績を残せるよう頑張りたいです」