10日、旭川競馬場で行われたジャングルポケット賞(2歳OP・ダート1600m、1着賞金34万円)は、千葉津代士騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝190円)モエレフェニックス(牡2、北海道・堂山芳則厩舎)が、スタートから先頭に立つと、道中中団待機から3角で徐々に押し上げていった3番人気サウンドイモンに4馬身差をつけて逃げ切り勝ち。勝ちタイムは1分47秒1(良)。さらに6馬身差の3着には8番人気シルバークロスが入り、2番人気コスモレイダースは6着に敗れた。
勝ったモエレフェニックスは、父サンデーサイレンス、母イブキピンクレディ(その父ノーザンテースト)という血統で、伯父にノーザンコンダクト(ラジオたんぱ杯3歳S-G3)、半兄にはキョウエイプライドを下ししらさぎ賞を制したモエレトレジャー(牡3、川崎・足立勝久厩舎、父トレジャーアイランド)がいる。5月18日のデビュー戦(札幌・ダート1000m)では5馬身差の圧勝でデビュー戦を飾ると、今年初の2歳OP戦・ウィナーズチャレンジでも勝利したが、3戦目の栄冠賞では圧倒的1番人気(単勝140円)に支持されたもののアブソルートダンスの2着に敗れていた。通算成績4戦3勝。