中京11Rの第60回中京記念(GIIIハンデ、3歳上、芝1600m)は5番人気フラガラッハ(高倉稜騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分35秒1(良)。1馬身1/2差2着に6番人気ショウリュウムーン、さらに3/4馬身差で3着に10番人気トライアンフマーチが入った。
フラガラッハは栗東・松永幹夫厩舎の5歳牡馬で、父デュランダル、母スキッフル(母の父トニービン)。通算成績は17戦7勝となった。
〜レース後のコメント〜
1着 フラガラッハ(高倉騎手)
「ゲートや折り合いなど色々心配でしたが、ゲートを普通に出て、折り合いもスムースでした。馬場が悪くて少しノメりながらも、この馬の力を信じて外めの馬場のいいところを走らせました。直線では一完歩ずつ前に詰め寄って、やや狭くなっても怯まず一生懸命走ってくれました。内容的に言うことなしで、今後が楽しみです。(自身の初重賞制覇に)身近な先輩騎手が重賞を勝っていたので自分も勝ちたかったし、今年の目標でもあったので嬉しいです」
2着 ショウリュウムーン(小牧騎手)
「切れ負けました。でもこの馬も止まっていません。とにかく今までになく、馬が仕上がっていました。今までになく馬が道中、自分から動けました。ハミ掛かりも良かったですね。だからこそ勝ちたかったです」
3着 トライアンフマーチ(池添騎手)
「久々で、このハンデ(58キロ)、よく頑張っています。力のあるところを見せてくれました。使って良くなって来ると思いますよ」
4着 ミッキードリーム(和田騎手)
「ジワジワ伸びています。具合がいいこともありますが、これくらいは走れる馬です」
5着 ゴールスキー(尾島騎手)
「スタートして挟まれて、いいポジションを取ることが出来ませんでした。終いは来ているだけに残念です。荒れ馬場も気にせず、パワーのあるところを見せてくれました」
6着 エアラフォン(川須騎手)
「横を向いた時にゲートが開いてしまい、流れに乗れず、思っていたポジションからのレースが出来ませんでした」
7着 ダノンヨーヨー(北村友騎手)
「ポジションは悪くなかったと思います。外枠ということもあり、力を信じて外を回りました。一瞬伸びかけて、坂のあたりで脚が鈍りました。具合が良かっただけに、よく分からないですね」
9着 オセアニアボス(藤岡康騎手)
「スタートは出たけれど進んで行きませんでした。そこで腹を決めて、4コーナー先頭からどれくらい頑張るかというレースをしました。脚のあるところは見せてくれました」
11着 レッドデイヴィス(浜中騎手)
「進んで行きません。しっかり追ってないと下がってしまう感じです。それでいて、ゲートの中ではうるさい面があります。以前のいい頃のような感じがありません。実績があるだけに何とかなってもらいたいのですが…」
14着 エーシンリターンズ(松山騎手)
「敗因がハッキリしません。道中は無理なくレースを進めたのですが、4コーナーで手応えが怪しくなりました」
提供:ラジオNIKKEI