イジゲン、古馬相手の稽古にも余裕あり/レパードS

2012年08月02日 12:00

美浦Wを軽快な脚さばきで駆け抜けたイジゲン(左)

 重賞タイトル奪取へ向けて、きっちりと負荷をかけてきた。美浦Wで最終追いのイジゲンは、ゴーハンティング(4歳1000万下)を1馬身前に見る形でスタート。直線では内に潜り込み、先輩相手にビッシリと馬体を併せながら5F67秒3-38秒5-12秒9でゴール板を駆け抜けた。並入となったが、手応えは優勢で脚色にも余裕あり。性能と出来の良さをアピールするには、十分な最終デモと言えよう。

「時計は想定通り。動きもいい。休み明けだった前走の追い切りよりもしまいはやっていますよ」と橋本助手。4F追いで仕上げるパターンも少なくない堀厩舎だが、今回は先週に引き続き、5Fからの追い切りを消化。連日のように30度を超える猛暑のなかでも、緩めることなく調整を進めてきた。「1回使った分、上積みはあると思います」と自信の表情で上昇を口にする。

 ダートで4戦3勝という表面上の戦歴以上に、スケールは大きい。3勝はいずれも出遅れ→差し切りという豪快な内容。2か月ぶり、初の古馬相手の前走も荒っぽいレースぶりでVを飾った。「強いと思うよ。こちらの思った以上に加速がいい。秘めているものがある感じ。先々も楽しめる」と内田博は前走を振り返りながら、その将来性に太鼓判を押す。

 現状で唯一の課題と言えるゲートも「駐立の練習はしているから」と橋本助手に不安の色はなし。馬名通り異次元の走りで、輝かしい未来への展望を広げていく。

提供:デイリースポーツ

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