小倉11Rの第48回小倉記念(GIIIハンデ、3歳上、芝2000m)は3番人気エクスペディション(浜中俊騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分57秒3(良)。2馬身1/2差2着に1番人気トーセンラー、さらに3/4馬身差で3着に9番人気ナリタクリスタルが入った。
エクスペディションは栗東・石坂正厩舎の5歳牡馬で、父ステイゴールド、母ビーモル(母の父Lyphard)。通算成績は16戦6勝となった。
〜レース後のコメント〜
1着 エクスペディション(浜中騎手)
「道中は、スムースに手応え良く運ぶことが出来ました。最後は伸びてくれと祈りながら追いました。ここ最近はもう一つのレース内容で、スタッフが試行錯誤をしながら、相性のいい小倉で復活するように頑張ってくれました。それだけに本当に嬉しい勝利です。昨年、小倉で連勝していたことで力があることは分かっていました。その力が重賞の舞台で開花しました。やる気になってくれればこれくらいは走ってくれる馬です」
2着 トーセンラー(川田騎手)
「ある程度出して行きましたが、思ったより後ろからのレースになりました。ですから仕方なく内からレースを進めて、4コーナーでは勝ち馬の後ろ。勝ち負けと思いましたが、勝ち馬が強かったですね。でもこの馬も本当によく頑張ってくれました」
3着 ナリタクリスタル(武豊騎手)
「今日は、この馬の違った面を引き出すために後ろからレースを進めましたが、久々にこの馬の良さが出ましたね。いいレースが出来ました。銅メダルです」
4着 ダノンバラード(小牧騎手)
「いい位置からレースが出来ましたが、本来、掛かり気味になる馬が、そういった面を今日は見せませんでしたね」
5着 ゲシュタルト(中井騎手)
「今日は大外だったので出たなりのレース。57キロですから控えてレースをしました。3〜4コーナーでナリタクリスタルが動いて行った時にその後ろについて行ければ良かったのですが…。夏がいいのか、小倉がいいのか、状態が良かっただけに悔やまれます」
6着 アスカクリチャン(田辺騎手)
「瞬発力勝負になってしまい、この馬は反応出来ませんでした。ポジションも良くなく、包まれる形になってしまいました。止まってはいないのですが…」
7着 ミキノバンジョー(太宰騎手)
「他馬にぶつけられて、2コーナーから折り合いを欠いてしまいました」
提供:ラジオNIKKEI