15日、札幌競馬場で行われたクイーンS(G3・芝1800m)は、川島信二騎手騎乗の5番人気オースミハルカ(牝4、栗東・安藤正敏厩舎)が、スタート直後からハナに立ち4角手前で後続を突き放すと、道中好位の内で脚を溜めていた6番人気エルノヴァの追撃をクビ差凌ぎ優勝した。勝ちタイムは1分47秒5(良)。3着は中団待機から追い込んだ3番人気ヤマニンシュクル。5、6、3番人気の組み合わせで3連単は71,170円の高配当になった。なお、3連複は9,410円。1番人気オースミコスモは7着、2番人気チアズメッセージは6着に敗れた。
勝ったオースミハルカは、父フサイチコンコルド、母ホッコーオウカ(その父リンドシェーバー)という血統で、半兄は01年小倉2歳S(G3)2着のオースミエルスト(牡5、栗東・安藤正敏厩舎、父ウォーニング)がいる。昨年のチューリップ賞(G3)で初重賞制覇を飾り、桜花賞(G1)は6着、オークス(G1)は10着に敗れたが、休み明けとなった昨年の同レースでは、11頭立ての7番人気ながらG1・2勝のファインモーション(牝5、栗東・伊藤雄二厩舎)を抑え重賞2勝目を挙げている。今回の勝利で重賞は3勝目。通算成績14戦5勝。
鞍上の川島信二騎手は、マイネルブラウ(牡7、父アンバーシャダイ)で制した03年小倉大賞典(G3)、オースミハルカで制した昨年の同レースに続き、JRA重賞3勝目。管理する安藤正敏調教師はゴールデンアワー(牡17、父アンバーシャダイ)で制した94年新潟大賞典(G3)などを含め、JRA重賞8勝目。