15日、笠松競馬場で行われたくろゆり賞(サラ一般・ダート1600m、1着賞金320万円)は、宇都英樹騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝140円)マルブツワールド(牡4、愛知・斉藤弘光厩舎)が2番手から直線先頭に立つと、3番人気ロングランナーに9馬身差をつけて大勝した。勝ちタイムは1分42秒3(稍重)。さらに1.1/2馬身差の3着に、00年デイリー杯3歳S(京都・G2)を制した2番人気フジノテンビーが入った。
勝ったマルブツワールドは、父マルブツセカイオー、母マルブツホワイト(その父クリスタルパレス)という血統。伯父に93年小倉記念(G3)を制したマルブツサンキスト(父プルラリズム)がいる。03年4月のデビュー戦を飾り、同年10月の名古屋チャレンジC(2着)以外はこれまですべて1着で、デビューからの連対記録を11に、連勝記録を6に伸ばした。重賞は04年1月の新春盃(名古屋)に続いて2度目。通算成績は11戦10勝。