北九州記念に出走予定のシゲルスダチ(撮影:井内利彰)
前走NST賞は8着に終わった
シゲルスダチ(栗東・西園正都厩舎)。そのレース内容に関しては「無理に抑えると引っ掛かるので、ジョッキーの判断で逃げる競馬になったようですね。でも今回のレースに向けては収穫のある内容だったと思いますよ。やっぱり1600m以上の距離は長いようですし、今回は1200mで実績のある小倉(フェニックス賞2着)。いい位置取りで競馬できれば、面白いと思っているんですが」と西園正都調教師。
今朝は軽いキャンターで坂路を1本。「日曜日(12日)に少し大きいところを乗るつもりです」ということで、前走の疲れもなく、順調に出走することができそうだ。
前走CBC賞が重賞初挑戦(ファルコンSは出走取消)となった
エーシンヒットマン(栗東・藤岡健一厩舎)。ペースに戸惑うことなく、いつものレースができたものの、最後は伸びを欠く形だったことを考えると、やはり12キロ減った馬体重が応えたのかも知れない。
この中間は厩舎でじっくりと調整され、追い切りは終い重点に。8日は坂路で4F54.2-3F39.0-2F24.5-1F11.8秒と鋭い伸び。少し間隔を空けたことが大きなプラス材料になっている印象がある。なお鞍上は彦根S、水無月Sで連勝した時のコンビ、浜中俊騎手が予定されている。
2009年北九州記念の覇者
サンダルフォン(栗東・松永幹夫厩舎)は今年で4年連続の出走となる。近3走は二桁着順と成績は振るわないが「状態的に大きく変わったという点はありませんが、直線バラけやすい小倉は実績を残していますからね。
アンコールSは2年連続で勝ってくれていますし、小倉なら一発あって不思議ないと思っています」と松永幹夫調教師。なお鞍上は酒井学騎手を予定。(取材:井内利彰)