現地時間19日、英・ヨーク競馬場で行われたナンソープS(2歳上、英G1・芝5f)は、S.サンダース騎手騎乗バハミアンパイレート Bahamian Pirate(セン9、英・D.ニコルズ厩舎)が、キングススタンドS(英G2)の覇者ザタットリング The Tatlingをクビ差抑え快勝した。勝ちタイムは59秒8(重)。前走のフィーニクススプリントS(愛G3)を制したワンクールキャット One Cool Cat(牡3、愛・A.オブライエン厩舎)は1番人気に支持されたが、さらに1馬身差の3着に敗れた。
勝ったバハミアンパイレートは、父ハウスバスター、母Shining Through(その父Deputy Minister)という血統。半弟にはストロングホープ Strong Hope(03年ドゥワイヤS-米G2)がいて、牝系はエルグランセニョール El Gran Senor(父Northern Dancer、愛ダービー-愛G1)、トライマイベスト(父Northern Dancer、デューハーストS-英G1)と同じ一族。02年ジュライC(英G1)2着などの実績はあるが、日本のシーキングザダイヤ(牡3、栗東・森秀行厩舎)が出走した3走前のジュライC(英G1)では20頭立ての17着と敗れていた。01年フィーニクススプリントS(愛G3)以来、約3年ぶりの重賞制覇で、通算成績は64戦10勝。今後は9月4日のスプリントC(英G1)から10月3日のアベイユドロンシャン賞(仏G1)を予定している。3着に敗れたワンクールキャットも同じローテーションを予定している。