【新潟記念】(美浦レポート)〜ケイアイドウソジン

2012年08月29日 15:27

 まだまだ暑い日が続く美浦トレーニングセンター。調教開始30分前、まだ上空に星がまたたいていた4時半の気温は25度。
 JRAサマーステージも残すところあと2週。札幌、新潟、小倉のローカル開催は今週が最後となる。夏の新潟の最後を飾るのがサマー2000シリーズの最終戦でおそらくチャンピオン決定戦となる新潟記念。美浦にも有力馬が揃った。

 馬場開場と同時にウッドチップコースに入ったケイアイドウソジンは調教パートナー2頭を前にやってそれを追いかける形でのトレーニング。最後の直線で一気に交して突き放す豪快な動きを見せた。

 調教後の田村康仁調教師へのインタビューの内容は以下のとおり。

◎七夕賞ではあわやのシーンを作りましたね。
 本当に頑張ってくれて、直線に向いた時には行けるかと思うところまで行きました。ちょっとの差で負けてしまいましたけれど頑張ったと思います。

◎前を行くミキノバンジョーを交わしさえすればと一瞬見えましたが。
 本当にいい感じで4コーナーを回ってきたので、行けると思ったんですけどね。

◎16番という枠順がこたえましたか。
 枠順がきつかったですね。もう少し内枠を引いていれば1コーナーの入りがもっと楽だったので、もっとちがった形になったのかなと。

◎そのレースの後はどう過ごしたんでしょうか。
 競馬が終わった後はオーナーと相談して今週の競馬に行こうということで一旦放牧に出してリフレッシュさせて、3週間前に厩舎に戻って予定どおりの調教をこなして、今日も無事に調教を終えましたので、ここまで予定通りに来ていると思います。

◎今週は後ろから追いかけて力強い脚で交わしていくような調整でしたね。
 ここ2週間、けっこうきつい調教をさせていたんですが、今日の動きは非常に満足行くものでした。馬もけっこうきつかったと思うんですが、きちっと最後まで走ってますし、息の入りもよかったですから、バッチリ出来上がっているんじゃないでしょうか。

◎前回のレース前もいい感じの動きでしたが、今回もいい感じで臨めそうですね。
 きちんとメリハリをつけて調教しているので、夏負けもしてませんし、そういう点では大丈夫なんじゃないかなと思っています。

◎新潟の長い直線コースはこの馬にいいのではないでしょうか。
 ドウソジンは前め、前めの競馬をするタイプだと思いますので、新潟もそうした前めに行った馬の決着が多くなっていますから、そういう点では恵まれた展開になる可能性があるのかと考えています。

◎七夕賞と同じメンバーも出走する中で同じようなハンデでの出走ですが。
 斤量については決められたことなので気にはしていませんが、乗ったことのあるいいジョッキーを(鞍上に)押さえられましたので、頑張ってもらいたいと思っています。

◎夏の間にもうひとつ勝ち星を積み重ねたいですね。
 ここまで本当に良く頑張って、いい内容の成績を残してくれていますが、もうひとつ大きなレースを取らしてやりたいと思っていますので、十分チャンスのあるデキにあると思いますから、今週は頑張ってもらいたいですね。

(取材:佐藤泉)

提供:ラジオNIKKEI

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