24日、金沢競馬場で行われたサラブレッドチャレンジC(3歳・交流G3、ダート2000m、1着賞金2000万円)は、蛯名正義騎手騎乗の2番人気トーセンブライト(牡3、美浦・加藤征弘厩舎)が好位追走から3角で先頭に並びかけると、直線では先行した1番人気オルレアンを突き放し5馬身差で圧勝した。勝ちタイムは2分11秒4(不良)。さらに1馬身差の3着は6番人気テンザンダンディーが入り、4着には6番人気アドマイヤホープでJRA所属馬が上位4着までを独占した。地方所属馬では、ハナを切った3番人気タカラアジュディの5着が最高で、地元・金沢のセンジュチカラは後方から追い上げるも6着に敗れている。
勝ったトーセンブライトは、父ブライアンズタイム、母アサヒブライト(その父ジェイドロバリー)という血統。祖母に90年函館記念(G3)3着馬のコスモローマン(父ナイスダンサー)がいる。トーセンブライトは、6月5日のユニコーンS(G3)で5着に敗れた後休養に入り、前走は盛岡競馬に遠征し、けやき賞(一般)ではゴールドレッグ(牡5、岩手・佐々木修一厩舎)のクビ差2着に敗れていた。この勝利が重賞初制覇で通算成績は7戦3勝(うち地方2戦1勝)。鞍上の蛯名正義騎手、管理する加藤征弘調教師ともに同レース初制覇となった。