7月18日の愛オークス(愛G1)を制し、史上10頭目となる英・愛2カ国オークス制覇の偉業を達成したウイジャボード Ouija Board(牝3、英・EAL.ダンロップ厩舎)は、出走を予定していた来月12日のヴェルメイユ賞(3歳、仏G1・芝2400m)を回避することになった。次走は、凱旋門賞当日の10月3日に仏・ロンシャン競馬場で行われるオペラ賞(3歳上牝、仏G1・芝2000m)か、10月16日に英・ニューマーケット競馬場で行われる英チャンピオンS(3歳、英G1・芝10f)に向う可能性があることを、管理するダンロップ調教師が明らかにした。
ウイジャボードは、父Cape Cross(その父Green Desert)、母がSelection Board(その父Welsh Pageant)という血統。昨年の10月に英国・ニューマーケットの芝7fでデビューし、ヤーマス競馬場の2戦目で初勝利。今年に入ってから、5月のプリティポリー(準重賞)で復帰すると2着サフール Sahoolに6馬身差の圧勝。続く英オークス(英G1)は、オールトゥービューティフル All Too Beautifuに7馬身差をつけての圧勝で、初G1制覇を飾った。前走の愛オークス(愛G1)でもパンクティリアス Punctiliousを1馬身制し、英・愛2カ国オークス制覇を達成した。今月18日のヨークシャーオークス(英G1)に出走を予定していたが、馬場状態の悪化を理由にレースを回避していた。通算成績は6戦4勝。