オールカマーに出走するコスモファントム(撮影:井内利彰)
先週の3日間開催に伴い全休日が18日の火曜日となり、今朝は全休明け。普段は全休明け(火曜日)に追い切りを行う厩舎は少ないのだが、土曜日にレースを使う馬など、事情に合わせて今朝追い切りを済ませる馬も多かった。
オールカマーに出走する
コスモファントム(栗東・宮徹厩舎)は今朝が最終追い切り。「日曜(16日)にしっかりやったので、今日は時計よりも併せ馬をすることに重点を置きました」と師。
ハロー明けの坂路で、先行する
マイネルアイザックを追いかけてスタート。持ったままの手応えで並びかけたものの、ラスト1Fを過ぎて追い出すと、相手に差し返される形でフィニッシュ。「昨日の雨で馬場が重かったし、相手はそういう馬場が得意な走法をしていますからね。遅れはしましたが、まずまずの動きだったんじゃないですか」と師は及第点の評価。時計は4F53.9〜3F39.3〜2F25.7〜1F13.3秒。時計の数字だけでは判断しにくい馬ではあるが、個人的には終いの動きの重さが気になるところ。
夕月特別に出走予定の
アナスタシアブルー(栗東・松田国英厩舎)は藤懸貴志騎手が騎乗し(レースは岩田康誠騎手が騎乗予定)、
ダイワデッセーとのCWでの併せ馬。先行する相手を追いかけて、直線を向く頃に並びかける形。最後まで鞍上の手綱は動くことなく、相手が一杯になるところを併入。6F82.1〜5F64.4〜4F50.8〜3F37.4〜1F12.4秒を余力十分にマークしたのだから、文句ない状態で出走することができそうだ。
ちなみに18日がかなりの降水量だったため、たっぷり水分を含んだウッドチップ馬場だったが、CWで
ニシノモレッタ(栗東・北出成人厩舎)が5F62.2〜4F50.2〜3F38.5〜1F13.0秒と、かなり速い時計をマークしたように、決して時計の出にくい馬場ではなかった。(取材:井内利彰)