オルフェーヴルが直線では抜け出すも、ゴール寸前でペリエ騎手のソレミアに差されて2着に惜敗…(撮影:沢田康文)
10月7日(日)、フランス・ロンシャン競馬場で行われた第91回凱旋門賞(3歳上・仏GI・芝2400m・18頭・1着賞金228万5600ユーロ)の全着順、ならびに2着に終わったオルフェーヴルの池江泰寿調教師、C.スミヨン騎手のレース後コメントは以下の通り。
●池江泰寿調教師のレース後コメント
日本の三冠馬が世界のトップレベルにあることは証明できたと思います。イギリスやフランスのダービー馬に大きく先着しているのですが、勝負事なので勝たなくてはなりません。後方で折り合いをつける事は、予定通りでした。早めに抜け出して目標にされた分、交わされてしまいました。携わる自分の技術がまだまだ世界レベルになかったということでしょうか。日本の調教師は、これからもどんどん技術向上に精進し、このレースを勝たなくてはならないと思います。明日から出直して、このレースに勝つために戻って来たいと思います。
●C.スミヨン騎手のレース後コメント
今日は直線に向いてから追い出しての反応は良かったが、内にもたれてしまった。途中で右ムチに持ち替えたもののさらに内ラチに寄って行った。抜け出してから少しソラを使うような所があったかもしれない。ゴール直前でもう一度大きくよれてしまった。後から来ているのは分かっていたが残念だ。凱旋門賞でこれだけやれた日本の馬はいなかった。良くやった。先頭に立ったときは勝ったと思った。最後の50mで差し返されて、本当に残念だ。
●第91回凱旋門賞の全着順
※左から着順、馬名、性齢、騎手、タイム・着差
1着 ソレミア 牝4 O.ペリエ 02:37.7
2着 オルフェーヴル 牡4 C.スミヨン クビ差
3着 マスターストローク 牡3 M.バルザローナ 7馬身
4着 ハヤランダ 牝4 F.ブロンデル 1馬身
5着 イエローアンドグリーン 牝3 T.テュリエ 1/2馬身
6着 グレートヘヴンズ 牝3 W.ビュイック 2.1/2馬身
7着 キャメロット 牡3 L.デットーリ 1馬身
8着 シームーン 牡4 R.ムーア ハナ差
9着 シャレータ 牝4 C.ルメール アタマ差
10着 ベイリル 牡3 G.モッセ 2.1/2馬身
着外 セントニコラスアビー 牡5 J.オブライエン
着外 ミアンドル 牡4 M.ギュイヨン
着外 ミハイルグリンカ 牡5 M.デムーロ
着外 ロビンフッド 牡4 J.ヘファナン
着外 アヴェンティーノ 牡8 A.クラストゥス
着外 ケザンプール 牡3 G.ブノワ
着外 アーネストヘミングウェイ 牡3 C.オドノヒュー
着外 サオノワ 牡3 A.アムラン