神戸新聞杯以上の好時計、二冠へ視界良好のゴールドシップ(撮影:井内利彰)
皐月賞馬・
ゴールドシップ、ダービー馬・
ディープブリランテ、菊花賞で二冠を目指す二頭の1週前追い切り情報をお届けします。(取材・写真:井内利彰)
朝一番、開門して、かなりの頭数が追い切った後の坂路馬場に登場したのが
ゴールドシップ(栗東・須貝尚介厩舎)。併せた相手の
クリーンエコロジーは坂路での自己ベストが4F51.4秒とかなり攻め駆けするので、ある程度の時計は予測されたが、4F53.2〜3F38.2〜2F24.8〜1F12.5秒と後半2Fの時計が優秀。馬場が荒れた時間帯ということを加味すれば、かなり速い部類の数字と見てよいだろう。
ちなみに神戸新聞杯の最終追い切りの時計は坂路4F53.3〜3F38.5〜2F25.5〜1F13.4秒。ラスト1Fで時計を要した前走時とは明らかに動きが違ってきており、ひと叩きした効果は計り知れないものがありそうだ。
9月27日にノーザンFしがらきから帰厩している
ディープブリランテ(栗東・矢作芳人厩舎)は2回目のハロー明けの坂路に
マコトローゼンボーと登場。岩田康誠騎手が跨って、相方の3馬身後ろから追いかける内容。その差はじわじわと詰められていき、馬体が合うことなく、あっさりと抜き去る。その後も気を抜かないように軽く追われて、時計は4F52.5〜3F37.7〜2F24.4〜1F12.3秒と数字に文句のつけようはない。行きたがるような仕草も見せていなかったので、この状態だと来週の最終追い切りもかなり目立った動きを見せてくれそうな気がする。