父がディープインパクト、母は01年オークスを制した
レディパステル。“クラシック配合”の血統馬
ロードアクレイムが、栗東坂路を軽快に駆け上がった。
ネオヴァンドーム(5歳OP)を2馬身ほど前に見ながらスタート。最後までしっかりと追われて、4F53秒1-39秒2-12秒8の数字で半馬身先着した。
「変わらずいい動き。神戸新聞杯(2着)はやや太め感があった。使われて良くなるだろうと思っていたから」とは感触を確かめた福永。初コンビの前走で操縦性の高さを実感した。「長距離を走るのに重要な乗りやすさがある。GIで好走してもおかしくない」と大舞台でも見劣りしない素質を見いだしている。前走時はコースで追われてきたが、この中間は坂路で調教。藤原英師は「もう攻める必要はないから。深い意味はない。賭けだよ」と多くを語らなかったが、勝負への手応えは十分な様子だ。「成長、体力不足でダービーには出られなかった。やっと素質馬をここまで持ってくることができた。トップを脅かす競馬をしてくれるはず」。ラスト1冠に思いをぶつける。
史上最少キャリアでのVを狙う
ダノンジェラートは、三浦が騎乗して栗東CWを単走。終始馬の行く気に任せる感じで、軽快に6F84秒0-40秒4-12秒5を計時した。重賞初挑戦の前走(3着)で能力の高さをアピール。自身も菊初挑戦の鞍上は「体の使い方が良かった。相手は強いけど、切れ味では見劣らない。一発を狙える馬です」と気合を入れた。
提供:デイリースポーツ