ルーラーシップ迫力の3頭併せ、11秒6をマーク/天皇賞・秋

2012年10月25日 12:00

ゴール板通過後も気合を入れられたルーラーシップ

 4か月ぶりのルーラーシップは栗東CWで3頭併せ。真ん中のトーセンパワフル(2歳500万下)を0秒3、外のハーキュリーズ(4歳1000万下)を0秒6追走してスタートした。最内から馬体を並べたのは残り3F。手綱を押さえられたままの馬なりでゴール板を迎え、5F70秒8-40秒5-11秒6をマークした。ただ、そこからの“締め”が角居流だ。フィニッシュラインを越えてから、しっかりとハミがかけられ、ルーラーは鋭い反応で鞍上の指示に応えた。

 メンディザバルにとっては昨年の有馬記念以来となる久々のコンタクト。当時の感触と比較して、「より大人になって落ち着いていた。状態がいいのも手綱から伝わってきた」と確かな成長と仕上がりの良さを感じ取る。パートナーの特徴は十分に把握済みだ。「長く脚を使うタイプではなくて、ギアチェンジが速くてスッと伸びる」。そんな適性を見抜いているからこそ、コース変わりにも期待を寄せる。「有馬記念が行われた中山は直線が短くて、追い掛ける前に4着で終わった。直線の長い東京の方がいいと思う」と力を込めた。

 スペインが生んだ腕達者は勉強家でもある。過去のレースから、ライバルまでDVDを何度も見て研究。「オルフェーヴルは強いから。そのオルフェに宝塚記念で負けたのは仕方がない」。そう言って宝塚記念を振り返り「3歳馬に強いのがいると聞いているけど、ルーラーシップが一番強いと思っている」と自信の表情を見せた。フランスリーディングに4度輝いた、青い目のGIハンターが良血馬をVへと導く。

提供:デイリースポーツ

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