みやこSに出走予定のナイスミーチュー(撮影:井内利彰)
今週のピックアップステーブルは、みやこSにナイスミーチューを出走させる橋口弘次郎厩舎。3日(土)の京都メインレースにはツルマルレオンが出走を予定しており、馬券的にも気になるところ。平場のレースにも勝ち負けを意識できる馬が出走しており、そのあたりも含めて、橋口弘次郎調教師にお話しを伺いました。(取材・写真:井内利彰)
11月4日(日)京都11R みやこSに出走予定の【ナイスミーチュー】について
―6走前からダート路線に転じて、6戦4勝。3歳時にダートで勝ち上がってはいますが、今の充実ぶりは目覚ましいものがありますね?
「特にここ2走のレース内容は本当に強かったと思います。4コーナーを回ってくる時に持ったままの手応えで上がってきて、直線もしっかり脚を使ってくれますからね」
―今回と同じ京都ダート1800mという舞台で4着という結果がありますが?
「当時は1000万下を勝ち上がったばかりの身での出走。好発を切って、中団あたりにつけて、最後もしっかりと伸びているレース内容でした。当時としては悲観するような内容ではなく、むしろクラスが上がっても通用する、そんな印象を受けていました」
―それから休養に入って、前述していただいたここ2戦のレース内容。成長もあると思いますが、今回へ向けての抱負を教えてください。
「すこぶる順調に来ていますし、ダートではまだ底を見せていないところに未知の魅力があります。今回は強いメンバーとの戦いになりますが、こちらも連勝して勢いがありますからね。そういった面で期待はしていますよ」
11月3日(土)京都11R 京洛Sに出走予定の【ツルマルレオン】について
―前走は大接戦の5着。惜しい競馬でした。
「ほんと差のないところまでは詰めてくるんですけどね。着順ほど負けていないとはこのことですよね」
―今回は中3週で再び同じ舞台でのレースになりますが?
「適度な間隔を空けて使えるので、調教もしっかりできましたし、状態は変わりありません。直線の短い京都芝1200mですから、好発を切って、中団あたりに持ったままの手応えでつけてくれれば、ゴール前では必ず伸びてくれると思うので、そんなレースを期待しています」
11月4日(日)京都6R 2歳新馬に出走予定の【レッドファンタジア】について
―最終追い切りは坂路4F53.0秒と水準の時計が出たと思いますが、ラスト1F13.8秒が少し掛かっているように思うのですが?
「確かに目立った時計は出ていません。しかし、いい雰囲気を持った馬なんですよ。半姉のIn Lingerie(父Empire Maker)はスピナウェイSというG1レースを勝って、BCフィリー&メアターフに出走を予定しているようです。また母も重賞を制していて、血統背景もしっかりしています。ぜひその馬体をパドックで見てほしいですね」