検索メニュー

  • クラブ馬分析
  • 募集馬検索
  • 血統検索
  • 条件別検索

詳細検索

  • 性別
  • 馬齢
  • 生産者 指定なし
  • 馬主名 指定なし

東京芝は最内有利もペースしだいで変化/土曜日(3日)の馬場傾向分析

2012年11月03日 19:00

写真は1枠から好位抜けだしでレコード勝ちを収めたコレクターアイテム(撮影:下野雄規)

 netkeiba.com、競馬総合チャンネルのパドック予想でお馴染みの古澤秀和氏による、3日(土)の傾向分析です。明日の予想にお役立てください。

【京都芝】
 今週からBコースでの競馬。Aコース開催時は内目が有利だったが、Bコースになって逆に極端に差しが決まるようになった印象。ペースが緩んでアドマイヤカーリンが逃げ切り勝ちを収めた7R以外は、すべて差し切り勝ちの競馬だった。

 このような馬場だから、サンデーサイレンス系が圧倒的に有利。1200mのメインレース京洛Sを勝ったサドンストーム以外の5レースはすべてサンデーサイレンス系の馬が勝利。時計は極端に速くはないが、馬場は非常に軽い状態と見ていい。馬体から見ても脚が細くて手先が軽く、柔軟性に富んだタイプの好走が目立った。

明日の天気予報は晴れだけに、今日同様にサンデーサイレンス系で、軽い造りの柔らかい馬を中心に狙っていきたい。

【京都ダート】
 終日良馬場での開催。最終レース1000万下条件のレースを勝ったキモンレッドが1分23秒5のタイムで優勝しているように、京都にしても軽い方という印象だ。

 血統的には前半はサンデーサイレンス系一色かと思わせたが、後半に入ってシニスターミニスターやキングカメハメハ、クロフネ、サウスヴィグラスなど、大部分が母系がサンデーサイレンス系ではあるが、産駒に先行力のある馬が多い父を持つ馬も好走していた。

 狙いやすい傾向としては、道中や直線で内目を通った馬が有利だということ。一番の狙いは道中好位の内目でロスなく進める馬だ。8レースのマーチャンテイマーや最終レースのキモンレッドをイメージして欲しい。

 芝と同じく、明日も同様の傾向が続くと予想されるので、これらの傾向を踏まえた上で馬券を買えば良いだろう。

【東京芝】
 東京も今週から連続開催の後半戦。芝は今週もBコースを使用する。朝から終日良馬場。今週は中間の降雨もなく、パンパンに近い良馬場。なので、時計や上がりも比較的速め。

 コース替わりとなった先週は内枠・イン突き、先行馬の活躍が目立った1週間となったが、今週もその傾向に変わりはない。脚質や伸びどころは、相変わらず最内やラチ沿い2頭目を通った馬の方がやはり優勢。ただ、先行馬へのマークが若干厳しめのレースが多かったり、ハイペースのレースでは差し・追込みの競馬も見られるようになっている。

 メインの11RアルテミスS(2歳牝・重賞)は、最内枠から内をロスなく回って直線で切れたコレクターアイテムが1分33秒8で差し切り優勝。2着アユサンは、後方から外を回しての追込みだった。

 基本は内目の馬が有利だがペース次第では切れ味のある馬中心に、差し切りもありうるということだろう。最終12Rもかなりのハイペースで、後方勢が上位を占めた。血統は時計が速く、さらに差し・追込みがハマる展開も多くてサンデー系が非常に強かった。特に、ディープインパクトやアグネスタキオン、フジキセキなどの主流型で、脚を溜めながら最後の切れで伸びてくるタイプはよく好走している印象。ハーツクライやジャングルポケットなどのスタミナ型は、「ハマれば」という感じ。

 アルゼンチン共和国杯に向けては、3R未勝利(1800m)の競馬なども参考になりそう。明日も良馬場でやれそうなので、今日の傾向はそのまま生かせそうだ。

【東京ダート】
 ダートも終日良馬場。先週は時計やや速めの良馬場だったが、今週はパサパサに近い馬場。ダートなので先行馬は当然強いのだが、ペースさえ流れればしっかり上がりが掛かって脚質や伸びどころを問わないフラットな傾向。したがって、時計も標準的で差しもよく決まっていた。スタミナ面への比重が強い馬場と見ていいだろう。秋開催2週目あたりの馬場に近い。スピード任せの馬などは、いかにも辛い。

 血統的にもバトルラインやワイルドラッシュ、キングカメハメハのスタミナ・パワーが存分に力を出せる馬場で、サンデー系なら最後までしっかりとした脚を使えるタイプがベター。

 明日も変わらず良馬場の見込みだし、パワータイプを中心に注目しておけば好結果に繋がりそうだ。

【福島芝】
 秋のローカルは、今週からの3週間福島開催がスタート。芝は全日仮柵なしのAコースが使用される。初日は終日晴れの良馬場。中間は日曜に14.5ミリが計測されているが、馬場には殆ど影響なかったと見たい。

 芝の張り替えがあったとはいえ、春開催・夏開催とAコース時はかなりの内有利の馬場になっていたが、初日のレースからは秋開催もその傾向は続いていると見ていいだろう。開幕週で、時計も上がりもさすがに速い。

 伸びどころも3〜4コーナーで最内を回った先行馬が、直線そのまま残ったり、イン差しのような形で脚を伸ばしてくる競馬なので、いかにも小回りの開幕週という感じ。

 先行一辺倒だった春・夏の開幕当初と少し違うのが、後方で脚を溜めた馬の大外一気も割と決まる印象。ただ、初日は厳しい流れが続いたり、結果的に能力が抜けていた馬も含まれるので、特に1200m戦ではその辺りを明日も引き続いて確かめたほうがいい。基本は内枠で、道中内々で脚を溜められる馬が馬券的にも美味しい存在だ。

 血統傾向だが、1200mは前々で運んで最後に少しだけ脚を使う競馬が好走パターンなので、ダンジグやデピュティミニスター、ファルブラヴ、サドラーズウェルズなどノーザンダンサーの系統がいい感じ。中距離になるといい脚を長く使えるタイプがベターで、トニービン色の強いハーツクライは抜群に合っている印象。これならリンカーンも合うはず。もちろん、ジャングルポケットもいい。

 あと、距離問わず好調だったのが、タニノギムレット・シンボリクリスエス、さらにアポインテッドデイなどのロベルト系は要注目。開幕週でも、全体的にはスタミナやパワーが問われる馬場と見て良さそうだ。

 明日も晴れなので、内目でロスなく運べる馬、内枠の馬と上記の血統傾向を意識して狙えばいい馬券にありつけるだろう。

【福島ダート】
 ダートも終日良馬場で、パサパサに近い状態。時計も幾分掛かっている。この傾向は、春や夏の良馬場時と大きく変わっていない。

 脚質面は小回りなので当然前が有利だが、馬場が乾いている分3〜4コーナーで動きつつ前に進出する形でもOK。枠順は1150m戦で外枠の先行馬が若干有利。1700m戦も捲りがきく馬場ということで、極端に内枠・先行というほどでもない印象。

 血統傾向は力の要る馬場状態もあって、ダート5鞍中ミスプロ系が3勝・2着1回・3着2回で、10Rのクリームソーダを除いて3番人気以上での好走。母父もミスプロの血が3頭絡んでいる。その他は、ストームバード系なども悪くなさそうだ。

 明日も乾いた馬場になりそうで、引き続きパワータイプの馬の好走が続きそうだ。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。