フラガラッハは調教パターンを変えて初のGI挑戦へ(撮影:井内利彰)
先週に引き続いて、CWを単走で追い切られたのが
フラガラッハ(栗東・松永幹夫厩舎)。単走ではあったが、周りに馬の多い開門直後の時間帯ということもあり、比較的速いペースで道中を進め、手応え十分な感じで直線へ。
時計は6F81.9-5F66.9-4F52.3-3F38.5-1F11.6秒と数字的には先週とほぼ変わりない。終いの伸びは鋭く、動き自体は今週の方がよく見えた。これまで最終追い切りをCWで行ってのレース出走はなく、今回が初めて。しかし今回が右回りのレースということを考慮すれば、これはプラスなはずで、米子Sや中京記念で見せたような豪快な末脚が十分にイメージできる最終追い切りだった。
M.デムーロ騎手とは阪神牝馬S以来のコンビとなる
マルセリーナ(栗東・松田博資厩舎)。久しぶりの感触を確かめるためか、今朝の最終追い切りにはM.デムーロ騎手が跨ってのCWでの併せ馬となった。
先行する
アマファソンを追いかける形だったが、道中もその差はなかなか詰まらずに直線。ラスト1F地点では2馬身以上の差があったため、これは追いつかないだろうと思っていたが、鞍上の手綱が動くとその差は見る見るうちに縮まって、最後は
マルセリーナが先着しているように見えた。一瞬の加速力はさすが桜花賞馬、時計は6F85.6-5F69.6-4F54.0-3F39.2-1F11.3秒と全体は遅いものの、終いの爆発力は驚異的だった。こちらも直線での差し脚がしっかりとイメージできる追い切りとなった。(取材・写真:井内利彰)