14日、名古屋競馬場で行われた第53回東海菊花賞(3歳上・ダ1900m・1着350万円)は、レース序盤中団やや後方を追走していた尾島徹騎手騎乗の2番人気マルヨフェニックス(牡8、笠松・柴田高志厩舎)が、2周目向正面で馬群の外目を一気に追い上げ4コーナー手前で先頭へ。直線向いてもその脚衰えず、2周目でハナを奪ってペースを作った1番人気ジャングルスマイル(牡6、金沢・金田一昌厩舎)に、1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分2秒7(重)。
さらにクビ差の3着に、ゴール前で一気の追い上げを見せた4番人気コスモエスプレッソ(牡3、愛知・川西毅厩舎)が入った。なお、3番人気ダイナミックグロウ(牡8、兵庫・小牧毅厩舎)は5着に敗れている。
9番ミルリュユッテ(牝6、愛知・竹下直人厩舎)は競走中止。
勝ったマルヨフェニックスは、父エイシンサンディ、母ビューティーエミ、その父ビーインボナンザという血統。11年4月の六甲盃(園田)を制して以降は2着3回、3着3回、4着1回と惜しい結果の連続だったが、今回久々のVで自身14度目の重賞制覇。通算では19勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆マルヨフェニックス(牡8)
父:エイシンサンディ
母:ビューティーエミ
母父:ビーインボナンザ
厩舎:笠松・柴田高志厩舎
通算成績:47戦19勝(JRA1戦0勝、重賞14勝)