JCDに出走予定のシビルウォー(撮影:佐々木祥恵)
◆JCDに出走予定の
シビルウォーについて、戸田博文調教師。
「元々、稽古ではそんなに動く馬ではないですが、今日(11/22)はしっかりとやることができました。前走のJBCクラシック(GI・ダ2100m・2着)のように、シンガリから行っていたのでは厳しいですよね。今回も、位置取りが後ろになると苦しいと思いますよ。3走前(マーキュリーC・GIII・ダ2000m)や、2走前(ブリーダーズGC・GII・ダ2000m)で勝った時のように、中団より前のポジションを取れれば良いと思います。引っ掛かる馬ではないので、少し出ムチをくれてでも前に行って、1コーナーまでのポジションがうまくいけば、終い脚を使ってくれますからね。
2走前の後に、ひと息入れたのも良かったようで、去年の今頃に比べても、間違いなく状態は良いですよ。中央での実績があまりないですけど、奥手なのか、この年齢ですごく良くなっていますし、だいぶ力をつけてきています。道悪の軽い馬場になっても心配はないですね」
◆同じく戸田博文厩舎からは、桜花賞馬・
キストゥヘヴンの子、
ファミーユ(牡2・父チチカステナンゴ)が、土曜日・東京5Rの芝1600mの新馬戦でデビューする。同馬について、戸田博文調教師のコメント。
「それほどビッシリとやってはいませんが、雰囲気もありますし、良いモノを持っていそうです。一頓挫ありましたが、その後は順調に来ています。種馬(チチカステナンゴ)の傾向がわからない面もありますが、母に似ていますし、心配はしていません。母に顔付きや目付きなど似ていますし、気性の強そうな雰囲気はあるのですが、普段は扱いやすいですし、度胸があってどっしりとしています。
常歩で歩いている時は、踏み込みが深くて、ゆったり歩くあたりも、お母さんにそっくりですね。ゴツい感じはしないですが、初仔にしては馬体はしっかりしています。動きに重苦しい感じもないですし、母譲りのシャープさもありますよ。お母さんの良い面が出てくれればいいなと思っています」(取材・写真:佐々木祥恵)